では、食中毒リスクを無くすにはどうしたら良いのでしょうか?
それは・・・
社員やスタッフも
経営者と同じ
リスク意識を持つ事です
しかし、どうやって・・・
食中毒の原因菌
細菌名 ※一部動画あり | サイズ(幅・長さ) | 症状 | 潜伏期間 |
大腸菌 Escherichia coli | 1.1~1.5 µm×2.0~6.0 µm | 発熱や下痢、嘔吐、腹痛をおこす | 10〜24時間 |
サルモネラ菌 Salmonella Enteritidis | 0.7~1.5μm×2.0~5.0μm | 発熱や下痢嘔吐をおこす | 約20時間 |
黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus | 直径約1.0μm | 嘔吐をおこす | 1〜5時間 |
カンピロバクター Campylbacter jejuni | 0.2~0.8 µm×0.5~5.0 µm | 発熱や下痢、筋肉痛、関節痛をおこす | 2〜7日 |
腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus | 0.4~0.9 µm×1.4~2.2 µm | 発熱や下痢、嘔吐、腹痛をおこす | 約20時間 |
セレウス菌 Bacillus cereus | 1.0~1.2×3~5μm | 下痢や嘔吐をおこす | 1〜16時間 |
ウェルシュ菌 Clostridium perfringens | 0.9〜1.3μm、3〜9μm | 嘔吐や下痢、腹痛をおこす | 約10時間 |
ボツリヌス菌 Clostridium botulinum | 5~2.0 µm×2.0~10.0 µm | 神経症状があらわれ、呼吸麻痺により亡くなることもある | 6時間〜2日 |
菌は見えない、敵がどこにいるのかがわからない。
だから、手が打てないのです。
1ミクロン=1mmの1/1000なので、肉眼では見えません
そこで、
スマートフォンで見える顕微鏡。
「見る菌」を活用した衛生状態の「見える化」を提案します‼
“百聞は一見に如かず”です。
使い方は簡単!
※サンプリング場所が濡れていれば、直接綿棒でサンプリング可能。
見えるもの | 細菌・カビ類・汚れ・毛髪類など |
見えるサイズ | 1μm以上 |
まずは、菌が潜んでいそうな場所をチェックしてみよう‼︎
冷蔵庫取っ手編
毎日触る「取っ手」。
ここが汚れていたら交差汚染の温床になってしまいます。
洗浄機
洗浄機の隅に、黒い物体が・・・「見る菌」で観察してみると黒カビという事がわかります。その他、細菌やカビ類だけではなく、髪の毛等も確認できます。
脱水機
カット野菜では、最終工程の脱水。
ここが汚れていると、せっかくキレイに洗浄・殺菌した野菜を汚染してしまう恐れがあります。
脱水機の洗浄後🔎
「見る菌」は、洗浄・殺菌状況の観察及び記録に活用できます!
様々な迅速検査と組み合わせたり、目的に応じて使い分け。
定期的に「見る菌」で
スクリーニング
ATP検査との組み合わせで
数値とビジュアルで見せ
関連付けができる
「見る菌」で確認した
サンプルを培養し
菌の数や種類を検査する
迅速に同定したい場合は
遺伝子検査
ATPとの組合せ(手のひらチェック)その1
手洗い前
ATP数値:17523
手洗い後
ATP数値:954
手洗い前と手洗い後では、ATPの数値も減少していると共に、「見る菌」での観察結果も同様に汚れが少なくなっている事がわかります。(大きく見えるのは皮脂)
ATPとの組合せ(手のひらチェック)その2
ATP数値:11903
ATP数値:855
上記の手洗い同様に、ATP検査の数値が少なくなると「見る菌」で観察した汚れ等も少なくなっている事がわかります。(大きく見えるのは皮脂)
培養検査との組合せ(まな板)
「見る菌」の観察状態で、汚れや運動性細菌等が多く観察できると、培養した場合も同様にコロニーが多く発生している事がわかります。
この結果では、まな板を洗うタイミングを決定するのにスクリーニングが可能です。
例えば、「どの食材をどのくらいの時間切ったら洗浄・殺菌をする」などのルール化には最適です。
もし最終製品が非加熱の場合、この状態で出荷や提供されてしまう事になりますので、注意が必要です。
培養検査との組合せ(冷蔵庫内)
まな板よりは少ないですが、かなり多くのコロニーが発生している事がわかります。
冷蔵庫は温度が低く、まさか菌が繁殖しているとは思いません。
また、冷蔵庫にはいつも商品が沢山入っていたりするので、なかなか掃除もできません。
そんな状況ですので、培養をいてみると驚きの結果が出ました。
培養検査との組合せ(盛り付け台)
「見る菌」での観察で汚れや運動性細菌が少なく観察されると比例して、培養結果のコロニー数も少なくなります。
ステンレス製の盛り付け台を拭き取ってみました。
一見ピカピカに見える場所でも「見る菌」で汚れ等が観察できると培地のような結果になります。
定期的な、殺菌や拭き取りが必要な事がわかります。
「見える化」による従業員教育
これまで・・・
「見る菌」導入後・・・
現場スタッフは、10の何乗と言われてもなかなか理解できませんが、「見る菌」導入後は、ミクロレベルのリスクの「見える化」ができるので、現場スタッフもリスクの共有が可能です。